自然葬は日本で受け入れられているの

日本という国において「墓」というものは重要な役割を有する存在として扱われていました。
先祖代々から一つの墓を持ち、一族は全てその墓に遺骨を納めるという形で弔われるのが一般的とされており、こうした考えは今でも完全には無くなっていません。

ですが日本消費者協会が行った過去の調査においては「自分は墓地に葬ってほしい」と答えた割合が25.2%にとどまっており、全体の1割は自然葬という形で弔ってほしいとして希望したという結果が出ました。


肯定的な答えをしたのは全体の55.8%ともなっていますから、自然葬は最早一般的な考え方にまでなって来ていると言えるのです。



実際のところこの調査データは故人が生前に明確に希望しており、かつ家族の反対も無く法的に問題も無いという限定された前提がされたものであるということは留意が必要ですが、ではどうして日本において自然葬がここまで受け入れられるようになったのかというと、まず背景には「故人を弔うことの負担」があるとされています。

かつてまでは亡くなる人よりも生まれる人の方が多い社会、要するに墓地を遺族が管理するだけの余裕がある社会でした。
ですが今日においてはそうではなく故郷に帰るには何時間もかかる、そこからお墓に行って管理をするほどの時間が確保できないというような人が増えてきており、「遺族に迷惑をかけたくない」ということでお墓の管理をしなくて良い自然葬が注目されるようになってきたのです。



また葬儀される側に「自然に還りたい」という考えが生まれてきたのもひとつの理由でしょう。


現代の日本では過去のような宗教観がかなり薄れてきており、「死後は仏になる」といったような考え方を持っている人が少なくなってきました。

OKWaveの情報を公開しているサイトです。

そのためこの形で弔われることを望むと言う人が増えてきているわけです。

こうした理由があることから、少なくとも日本では自然葬がある程度受け入れられていると言えます。